こんにちは、橋川です。
本日は、先日開催されたディバイザー大商談会で入手した、珍しいこちらのモデルをご紹介。ボディバック&サイド材に「Coffee Tree / コーヒーツリー」を採用したモデルです。
皆さま、「Coffee Tree / コーヒーツリー」という木材をご存知ですか?!
恥ずかしながら、私、存じ上げませんでした。
ご覧の通り、色味は白っぽい美しい杢を持った材料です。比較的軽量ながら、硬さもある独特な材料です。
「Coffee Tree」はアメリカ中東部のもので、現在飲料用として広く普及しているコーヒーの木よりも大きく育ち、見た目も異なります。
元々はネイティブアメリカンがこのCoffee Treeからとれる豆を調理して食用にしたり、飲料にしていました。コーヒーを飲む文化を持つヨーロッパからの入植者たちが、ネイティブアメリカンのこの風習を見て、コーヒーの代替品として豆を焙煎してコーヒーのように嗜んだということが、このCoffee Treeの名称の由来となっています。
HD-115 Coffee SF, S-ESV/ATB
今回、こちらのモデルは大商談会限定モデルとして、5本のみ製作されました。
シトカスプルーストップ、コーヒーツリーバック&サイドを採用し、散りばめられたインレイや、カラーリングにも拘りが詰まっています。カラーリングには比較的木地の白いコーヒーの木の自然な質感を生かしながら、やさしいカフェオレの様なミルク感を感じるブラウンバーストカラーに仕上げられています。
美しい杢のマダガスカルローズウッド指板には、さりげなく「コーヒー豆」のインレイが施されています。限定モデルという事もあり、採用されている材料のグレードのみならず、このあたりの遊び心も素敵ですよね。
木製のピックガードにはウッドパーツでコーヒーの実や、ヘッド裏にも可愛らしいプリントが施されています。
肝心のサウンドですが、入荷したばかりの時は「少し硬めのサウンドかな?!」という印象でしたが、この記事を書くにあたり改めて弾いてみたところ、少し柔らかさが出ており、立ち上がりも良く、とてもナチュラルなサウンドです。
軽量な材料ですので、Dスタイルのボディではありますが、軽く感じるモデルです。
軽やかな立ち上がりと、この独特な柔らかなサウンドは、コーヒーツリーの特徴と言えるでしょう。ヘッドウェイのサウンドサンプルもありますので、ぜひお時間があるときにチェックしてみてください。
付属のサウンドホールカバーも、ラテアートを模したデザインに仕上げられています。これもとても素敵な仕上がりです。気になった方は、ぜひ店頭でチェックいただければと思います。
また、今月は「夏のボーナス応援フェア」を開催中。
当店でHeadway Guitarsをご購入いただいているお客様は、フェア期間中『2本目以降5%OFF』にてご購入可能です。ぜひこの機会に気になるモデルを手に入れてください!
橋川
【SOLD】SP店 : Headway Guitars / VHD-280 CTM / Adirondack Spruce & Brazilian Rosewood / Ebony Rod
【SOLD】販売価格 : 1,265,000円(消費税込み)
SP店 : Headway Guitars / HF-180 34s CTM / Graphite T bar / Honduras Mahogany
販売価格605,000円(消費税込み)