【ブログ】「信州の名工」百瀬 恭夫氏を訪ねて

【ブログ】「信州の名工」百瀬 恭夫氏を訪ねて

こんにちは、橋川です。

先日、コロナ禍でなかなかお伺いできなかったヘッドウェイ工場へお邪魔してきました。フーチーズの定休日(火曜日)を利用して、私は数年振りの訪問です。

せっかくの定休日なので、今回は代表 吉岡を筆頭に、坂本、錦戸、橋川の大所帯です。

今回の一番の目的は、Headway Guitars / カスタムショップ・マスタービルダー、「信州の名工」である百瀬氏にお会いしに。

カスタムオーダーの依頼です。心躍ります。

ヘッドウェイに到着すると、百瀬さんが選定した材料を並べて、待っていてくれました。感激です。

今回のオーダーは、全てのモデルがブラジリアン・ローズウッドバック&サイドを採用したスペシャルモデルです。

事前に「ブラジリアン・ローズウッドで」と百瀬さんへお伝えしていたので、素晴らしい材料を用意してくれていました。

やはりドレッドノートのブラジリアン・ローズウッドバック&サイドモデルを作りたい!ヘリンボーンの28スタイルに、現在の百瀬さんの素晴らしいスペックを盛り込んでもらいます。

やはり、ノンアジャスタブル・ネック仕様にしてもらおうと思い、エボニーや、グラファイトの組み合わせを相談してみると・・・

「今回はこれでやってみようと思うんだけど・・・」と、百瀬さんより嬉しい提案が。

2本の柾目取りのエボニーを貼り合わせた、新しい改良版のロッドを使ってみたいとの事。「試作で作ったギターが今朝完成したので、ぜひ試してください。」と最新作をチェックできることになりました。

完成していたモデルはホンジュラスマホガニーバック&サイドでしたが、どのモデルも素晴らしい完成度です。ナチュラル、かつ甘く、太いトーンです。エボニーロッドならではですね。

弾いていて心地良い響きです。

今回お願いするロッドは、この仕様で決まりですね。表板はアディロンダックスプルース、ブレイシングは百瀬氏のお勧めで良いかな?と思って相談してみます。

結果、ブレイシングは、最近定番となってきた「34s セミフォワードシフト」でお願いしました。ブレイシング材もアディロンダックスプルースですよ。

さらに、今回百瀬さんがスペシャル仕様を用意してくれていました。

バックセンターストリップの「ジグザグ」ですが、「これ、凄く雰囲気があるけど、こっちを使ってみませんか?」

一番左の画像が今回百瀬さんが用意してくれたもので、真ん中の画像が通常採用されているものです。並べて比べてみると、線の太さや、色味を含め、かなり違いますよね。もちろん、今回は百瀬さんが用意してくれた、左の物を採用してもらいます。

雰囲気抜群。いいね!

その他の細かい仕様も、百瀬さんと相談しながら詰めていきます。

ヘッド天神板、ピックガード、セル・・・などなど。百瀬さんにいろいろと興味深い話を伺いながら、とても貴重な時間となりました。・・・んっ?!結局何本オーダーしたんだ?!4本?5本?!

最後にオーダー材を抱えて記念撮影。これもまた嬉しい。

完成がとても楽しみです。百瀬さん、よろしくお願いします!

橋川

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