【ブログ】ヘッドウェイの限定モデル「The Eagle」の真の魅力。

【ブログ】ヘッドウェイの限定モデル「The Eagle」の真の魅力。

こんにちは、橋川です。

先日動画でご紹介させていただいた、ヘッドウェイの限定モデル「The Eagle」。気になるポイントをブログでも探ってみたいと思います。

Headway Guitars / The Eagle’23 Type F / 14 of 30

デザインはもちろんですが、個人的に気になるポイントはやはりネックと、ブレーシング。

特にネックは、Aska Team Buildのひとつの回答が出たように感じています。

採用されているネックグリップ「EXTRA SLIM V CUSTOM」

ネック材にはアフリカンマホガニーの1ピース材を採用。もちろん木取りは、こだわりの「柾目」です。

ネックグリップには、このモデルが初採用となる「エクストラスリムVカスタム・ネック」を採用しています。このネックグリップがなんとも良い感じなのです。

従来のヘッドウェイのネックグリップは少し太めなグリップですが、最近のATB製のモデルは果敢に少し薄めのグリップにチャレンジしてきました。

今回は最近のネックグリップをさらにカスタムし、「エクストラスリムVカスタム・ネック」と命名された新しいグリップです。ハイポジションの12フレットで約0.5mm程度薄く仕上げられています。

ソフトなVシェイプに仕上げられており、握り込むスタイルでもとても自然に握れるグリップです。

比較的薄いネックは、握り込むスタイルでは演奏し辛いものもありますが、こちらのグリップはその辺りもとても良く考えられてるなと感心してしまいました。スタイル的に、百瀬氏の助言があったのかなとも考えています。

さらには、ネック内部にカーボンサポートの補強が入っています。これにより、ネックの剛性プラス、音のレスポンスの良さにも繋がっています。

ボディブレーシング

ネックグリップとともに気になったのはブレーシングパターン。

最近定番となっているブレーシングレイアウトは「34ブレーシング」でしたが、今回は「ミッドポイントシフトXブレーシング」を初採用しています。

こちらは、Headway発足時に百瀬が使用していたノーマルブレーシングを基礎とし、カスタムビルダー安井氏・降幡氏両名が再設計に挑んだブレーシングです。


当時のノーマルブレイシングを現代アレンジを加え再構築し、今までにない新しいトーンを持っています。

さらには、百瀬氏のカスタムモデルに採用している、やや浅めに削り込みをおこなう「シャロー・スキャロップド」をATBシリーズで初採用している点もサウンドに大きな影響を与えています。(ここがとても重要なポイントです)

ボディマテリアルや、デザインも贅沢で、とても素晴らしい仕上がりです。

「The Eagle」は、弾き込める丈夫なギターとして、Headwayの発足当初からの理念である「育てるギター」を体感していただけるモデルとなっています。

楽器の本質的な魅力が光る1本。ぜひ店頭でお試しいただきたいギターです。

橋川

Return Top