【ブログ】マイクが自由自在!?もはやヘッドフォンアンプ!? 優れものなキャビネットシミュレーター Two Notes Torpedo CABM+

【ブログ】マイクが自由自在!?もはやヘッドフォンアンプ!? 優れものなキャビネットシミュレーター Two Notes Torpedo CABM+

こんにちは。和田です。
前回ブログ↓↓にてtc electronic IMPULSE IR LOADERをご紹介いたしました。
【ブログ】お手軽、コンパクトだけど凄いヤツ tc electronic IMPULSE IR LOADER

このサイズでI.R.ファイルによるキャビネットシミュレーターとして使える上に、プリアンプ&パワーアンプ&キャビネットのIRファイルもプリセットされていて、お気に入りのペダルを使ってのライン録りも出来てしまうという超便利な上にコンパクトで、お手軽という凄いペダルです。
お気に入りのIRファイルを選択するだけと最高にシンプルなのもよいですが、

ここ、もうちょっとこうならないかな。もっとこう出来たらよいのにな…

というのが出てきてしまうものです。
そんな方にオススメなものを
Two Notes Torpedo C.A.B. M+

前回のブログの最後でちょっと触れましたが、これがまた凄いので、今回ご紹介いたします。
Two Notesは自宅でアンプを楽しむために。ページでは常連のメーカーです。
ロードボックス、キャビネットシミュレーターとして老舗メーカーでUniversal Audio OX(以降OX)が登場するもっと前から活躍しています。
Torpedo CABM+(以降 CABM+ )はアッテネーター兼キャビネット&マイクシミュレーターを備えたTorpedo Captor X(以降 Captor X)からアッテネーターとロードボックス機能をなくし、コンパクトにしたものとなります。

とは言っても、Captor Xと同じくAMP(スピーカーアウト)から直接繋ぐことも出来ます。
が、CABM+にはロードボックス&アッテネーター機能はないので、この際はキャビネット、またはロードボックス機能を持ったものを後に付けないとアンプが壊れてしまいますので、ご注意を。
またアッテネート機能はないので、信号はそのままスルーでキャビネットに向かいますので、アンプが爆音の場合はもれなく爆音が出ますので、ご注意ください。
アンプでの使用方法としてはライブで生音(中音)はキャビネット、外音(客席)はキャビネット&マイクシミュレーターを通した音とする場合に便利です。
こうする事により、場所場所でマイキングに左右される(悩まされる)事無く、いつもの音を客席に届ける事ができます。

さて、それでは CABM+ ならではの機能のご紹介へ。
CABM+からの新機能としてプリアンプ&パワーアンプシミュレーターが追加されています。
プリアンプは’74 Fender SilverFace Bassmanを参考にしたクリーンアンプで、パワーアンプシミュレーターではチューブを選択することが出来るので、例えば6L6菅でアメリカンテイスト、EL34菅でブリティッシュテイストと好みに合わせて選択、調整が出来ます。

プリアンプ&パワーアンプシミューレーターがあって、キャビネット&マイクシミュレーターがあるという事は、tc electronic IMPULSE IR LOADER 同様にペダルボードを直接繋いでライン録り出来てしまうという訳です。
CABM+ にはヘッドフォンアウトもありますので、こうなってくるともはやちょっとしたヘッドフォンアンプです。もうこの時点で中々な優れものなのはお分かり頂けるかと。

使い方は簡単です。
キャビネットを選ぶ好きなマイクを2個選ぶマイク位置(マイキング)を調整する、必要に応じてリバーブやエンハンサーを使うといった感じです。使い方としてはOXに近いです。
前回からの流れでいうなれば、IRファイルを選んで、微調整出来るといったところでしょうか。
面白いところとしてはマイクの角度(AXIS)や距離をかなり細かく設定できます。

さらには、後ろにもマイキング出来るという面白い事もできます。 もちろん、後ろも角度と距離の設定は自在です。

画像はオープンバックのキャビネットですが、もちろんクローズドバックのキャビネットでも関係なく後ろにセット出来てしまいます。使いどころはかなり限定されますが…。
細かく設定できる分、迷子になる可能性も存分に秘めておりますので、ご注意を。

肝心の音作りとしてはまずはプリアンプ部分の設定を決める、マイクも一旦決めてしまって、キャビネットを選ぶという流れにするのがスムーズです。
マイクはSM57と言ったダイナミックマイク系とリボンマイクをを選んでおくと音決めしやすいです。
参考までにDyn57、Rbn121を選ぶと笑えるくらい聞いた事ある音に一気になりますので、まずはこのセットでやってみるのがお勧めです。

角度や距離はど真ん中のベタベタ付けから徐々に動かしてみると分かり易いので、マイクが決まったらやってみてください。
こうみるとややこしそうですが、挿し込んでいる画像で見ればお分かり頂けるように、エディターがかなり使い易く、感覚的に色々試せます。
パソコンからのUSB接続はもちろん、i-padやi-phone、Androidからもアプリで操作出来ますので、操作の際はエディターはもうマストですね。

IR Loadも搭載しておりますので、気に入ったIRファイルを使用することが出来ます。

最大で2個同時使用に加えて、プリアンプ&パワーアンプシミュレーターやリバーブ、マスターEQも使用可能ですので、ちょっとした微調整も可能です。

いかがでしょうか?

マイク角度、距離、位置を選べたりとなかなか面白いのではないでしょうか?
プリセットもファクトリー状態で30個あり、そのままでも楽しめるのに加えて、 一部制限はありますがTwo Notesサイトのキャビネットデータやプリセットを試したりも出来ます。

こんな感じで簡単に色々と試したり、作り込んだり出来ますので、

とことん拘って音作りしたい

方にはおススメのアイテムです。
ペダルボードからのライン録りをやってみたい方はこちらの Torpedo C.A.B. M+ を、アンプからの接続で、色々とやってみたい方は Torpedo Captor X で試してみてください。
もちろん、店頭でも試奏も可能です。※店頭での試奏ご希望の場合は事前にメールやお電話でご連絡頂けるとスムーズです。

こうなるとUniversal Audio OXTorpedo Captor X の違いも気になってくるところですが、それはまた機会があれば。
それでは。

和田

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