ジェームスタイラー流テリー

今回はタイラーバスターのサウンドサンプルを作成しました。

タイラーバスターというギターは一見するとスタンダードな楽器に見えて、なかなか面白いギターです。まず、ギター本体の鳴り感は結構ラウドで、生音では結構メロウな印象です。アメリカンギターとしてのテレキャスターを考えると、キレのあるサウンドで板っぽい鳴り(言い方は悪いですが…)のイメージがあると思います。

もっとも、当然と言えば当然で、1940年代後半に登場した、最初のエレキギターの一つですから、「木の音」と「金属パーツの音」が全面に感じられる極めてPrimitiveな楽器です。その後、ルックスはそのままでも微妙に鳴り感のチューニングやピックアップのチューニングが行われるわけですが、それでもテレキャスターは「原始的な」ギターであることに変わりありません。

タイラーバスターの場合、このテレキャスターのイメージはそのままに、もっとボディー感…ボリューム感のある鳴り方があります。ふくよかな、という表現とはちょっと違います…これは実際に手に取らないとわからないことかも知れませんが、良質なテレキャスターのバキっとしたサウンドをもう少し柔らかくした印象です。ブリッジサドルには米国のマニアックなギターパーツであるグランディールのスティールサドルをセレクト。このパーツの音は間違いなくヴィンテージサウンドを狙ったものです。5,6弦のサドルのみスリットが大きく入っている点が特徴です。

ピックアップは90年代頃はOEM製品を採用していましたが、日本製タイラーバスターはネック側にジェームスタイラーのJTT 5250(アルニコ5マグネット)そしてブリッジ側には同じくジェームスタイラーのJTT5250++を再チューニングしたALLIGATORというピックアップを標準搭載しています。このピックアップはUSAモデルでは少し前からチョイスされており、当店の別注STUDIO ELITE HTSにも採用されています。

このピックアップも特徴的で、クリーンだとそれほど攻撃的には感じませんが、アンプやエフェクトで音色を「オーヴァードライブ」させていくと、途端に「ギャリン」としたサウンドが顔を出します。ちょっとトレブリーなサウンドメイクを心がけると、非常に「格好いい」音が飛び出します。それは非常にクラシカルな「テレキャスターマナー」に則ったサウンドだと言えます。

という訳で…このギターはクリーンサウンドとドライブサウンドでキャラクターを変えます。それはアメリカの音楽に根付いた「テレサウンド」を存分に体感できるトラディショナルな製法では味わえないサウンドです。ポップスからカントリーサウンドまで、幅広く使える良いギターです。一見ブラックに見える色味ですが、実はダークネイビーにパールを混ぜたもの。このルックスもイケてます。
是非チェックしてみてください。

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