DAWNER PRINCE “BOONAR” ECHO PEDAL

DAWNER PRINCE “BOONAR” ECHO PEDAL

DAWNAR PRINCE ELECTRONICS
BOONAR “BINSON STYLE” ECHO PEDAL

販売価格:52,272円(消費税込)
通信販売はこちらから:https://www.digimart.net/cat13/shop2820/DS04018556/

ビンソンのECHOREC/エコレックというディスクエコーをご存知でしょうか?その昔、まだアナログエコーペダルはもちろん、ディレイという言葉も一般的ではない時代に作られた「どアナログ」な機材です。よく聞く「テープエコー」とも異なるこの「ディスクエコー」とはどう言ったものでしょうか?
アナログテープエコーはカセットデッキと同じ様に、いくつかの「ヘッド」と呼ばれるパーツを持っています。まず、信号を録音するヘッド、そして録音した音を再生するヘッド、最後に録音済みの音を消去するヘッドです。この構成だと音楽を録音/再生するカセットデッキなのですが、多くのテープエコーの場合は再生ヘッドが4個ほど装備されています。つまり「あ」という音を録音し、1つのヘッドで再生すると元の「あ」に少し遅れて録音された「あ」の音が再生されます。このヘッドを増やすことで「あ」「あ」「あ」「あ」という風に4つの遅れたサウンド(エコー)を再生できます。さらにそのエコーをもう一度最初から再生ヘッドに戻してやることで「あ」「あ」「あ」「あ」「ぁ」「ぁ」「ぁ」「ぁ」のフィードバック効果を生み出し、繰り返しのエコーサウンドを生み出すことができるのです。

ビンソンECHORCの場合、録音はテープではなく「メモリーシステム・ディスク」に記録されました。このディスクは今の様にCDやDVDの様なディスクではなく、テープ以前に存在していた「レコーデイングワイヤー」という金属を、回転する円盤に幾重にも巻きつける方法を採用していました。これにより劣化が少なく録音できる情報量も多い「メモリーシステム」を作り上げることができたのです。レコーディングワイヤーはテープの様に伸びてしまったり劣化してしまうスピードが圧倒的に遅かっただけでなく、音質の劣化にもとても強いものでした。しかしながらこのワイヤーをディスクに巻きつける技術はとても難しく、BINSON社以外でこの方法を採用したブランドはほとんど存在しなかったと言います。

当然、BINSONのECHORECはテープエコーよりも数倍の価格で販売されたにもかかわらず、多くの録音スタジオに受け入れられました。特にハンクマーヴィンが有名な曲「アパッチ」で使用したことでそのサウンドが広まり、そのエコーともリヴァーヴともとれる独特なサウンドをギタリストは好みました。

そして、もっとも有名なBINSON/ECHORECユーザーはピンクフロイドでしょう。ピンクフロイドはドラム以外のメンバー全員が1台から3台のBINSON/ECHORECを愛用し、それまで聞いたこともないようなアンビエント感を生み出しました。
下の動画ではギター、キーボード、そしてボーカルにBINSON ECHORECが使用されています。

この音です。

60年代後半から70年台ののサイケデリックムーブメントに強烈な印象を残したECHORECでしたが、80年台には勢力を増してくるデジタルプロセッサにその地位を奪われてしまいます。

それでもピンクフロイドのメンバーのデヴィッドギルモアとリチャードライトは現在までBINSON ECHORECの愛用者であり、レコーディングには欠かさず使用しています。また、クラシックな曲目をライブでプレイする際には必ずBINSONをステージに持ち出しています。

DAWNER PRINCE の “BOONAR“はこのBINSON ECHORECのなかでも最もサウンドに定評のある「ECHOREC 2 T7E」と「PE-603」をベースに、デジタルプロセッサでそのサウンドに迫っています。多くのECHOREC CLONEが登場する中で、このBOONARはオリジナルBINSONユーザーに受け入れられました。その秘密は過剰にヴィンテージ感をアピールする事なく、コンディションの良いECHORECサウンドを再現したからでしょう。基本的にはシンプルなコントロールでありながら、マニアの要望にも対応するサウンドメイクが可能です。コントロールはVolume(エコー音量)BASS/TREBLE(エコー音のEQ)LEVEL INDICATOR(入力信号に反応)SWELL(リピート量/フィードバック)DRUM SPEED(ディレイタイム)DRUM AGE(メモリーディスクの劣化感をコントロール)、I.CTRL(インプットレベル/ゼロ位置ではエコー音が出ません)となります。
スイッチ類はSWELL/REPEAT切り替え(LED消灯時はシンプルなエコーモード、LED点灯時はエコーのフィードバックをリヴァーブ的にアレンジしたSWELLモード)とON/OFFスイッチ。

BOONARの超良質なDEMOです

本体中央の4つのスイッチは「PE-603」の録音ヘッドのON/OFFを再現したもので、4つのディレイ音のON/OFFを行います。ボタンは1から4に向かってディレイタイムが遅れる仕様となります。例えば1と3と4のスイッチを入れておけば、「タン・タ・タン」というリズミカルなエコーを生み出します。例えば4番のボタンを押してDRUM SPEEDを10にセットすると、ディレイタイムは一番長い1000ms(1秒)となります。DRUM AGEはとてもマニアックなアジャスターで、回転する磁気ディスク(メモリーシステム)の劣化を再現します。時計回りに回しきった状態が最も新品のBINSON ECHORECに近い設定です。時計12時方向にセットすると、BINSONらしい程よいモジュレーション感が得られます。反時計回りに回し切ると、ディスクの劣化が生む高域のロスや、過度のモジュレーションエコーサウンドを再現できます。
I.Cコントロールはエコーの入力レベルをコントロールします。このゲインを高くセットすると、エコー音に歪みが生じ、ヴィンテージ機材特有のメロウで柔らかい音色も再現できます。

さらにペダル内部にインプット信号の入力トリムやトゥルーバイパス/アクティヴバイパスの切り替え、エコーサウンドのヴィンテージ/モダン切り替えを行うDIPスイッチを備えています。

同梱内容:
BOONAR PEDAL x 1
外部DC9V(センターマイナス)対応。
【アダプターやパワーサプライから一般的な2.1ΦのDCジャックで電源供給をおこなってください。容量200mA 以上推奨を。9Vバッテリーでは使用できません。*アダプターは同梱されません】