About K.Archery

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Kアーチェリーギターの制作方法は一般的なアコースティックメーカーのそれとは少々異なる。

まず、Kアーチェリーの代表である沖野氏が各ギターとモデルのコンセプト/デザインを決める。
そのコンセプトとレシピに【忠実】に材の選定から製作作業に至るまでを引き受けるのは、長野県のギターメーカー【ヘッドウェイ】のビルダーである百瀬氏だ。
日本のアコースティックギター製作における第一人者である百瀬氏は沖野氏に指定された材(種類ではなく堅さや鳴り)を元に、氏の要望に添ったコンセプト通りのギターを制作する。沖野氏曰く【このような仕事を正確に、希望通りに製作できるビルダーは百瀬さんしかいない】と語り、百瀬氏は「沖野さんのギター設計は数学的で自分の考えるギター製作とはまるで逆。でもK.Archeryのギター製作には自分の考えを混ぜるよりも、沖野さんの設計通りに製作した方が、良いギターになる」という。両者の信頼は厚い。

かくしてヘッドウェイでビルドアップされたギターは、再度東京にあるK.Archeryのワークベンチへ送られ、そこで沖野氏が自らの手により完成したギターへの【ボディーチューニング】を施していく。

力木やナット/サドルへのコンマ数ミリ単位の微調整により、当初の狙い通りのセットアップに仕上げ、鳴りを調整する。
こうして完成した楽器は【Kアーチェリーギター】として出荷されるのだ。

沖野氏と百瀬氏、共に齢60歳を超えた「楽器製作の達人達」が生み出すギターはスタンダードでありながら、完成したばかりの楽器とは思えない程に、美しく鳴る。さらにオーナーが弾き込む事でさらに鳴りとトーンに味わいが増す【本物のアコースティックギターサウンド】を是非体験して欲しい。

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【ボディートップ材のチュー二ング】

image4KアーチェリーではDタイプ、OMタイプ共に1〜3の各モデルが用意され、それぞれチューニングが異なります。さらに【スタンダード】と【カスタム】でボディートップに使用するスプルース材の種類が異なります。 

■ 1シリーズ:中間的な堅さの材を用いたクリアーな音色で、倍音も中間的なサウンド
■ 2シリーズ:ストックされている材の中から堅めの材を用いたブライトで倍音の多いサウンド
■ 3シリーズ:軟らかめの材を用い、倍音は1シリーズより抑えめのクリアーなサウンド

*沖野氏曰く【初めから低音が出る(鳴る)ようにつくる事は簡単です。
しかし、それでは弾き始めてから数年後にはかなりボトムの強い音になり、ギターの音と鳴り自体が『ぼやけて』聞こえてしまう傾向にあります】との事。

すなわち、低音は弾き込めば出てきます。
しかし、高音は初めから出ていなければならない。


ギターは弾き込む程に音が「マイルド」に変化して行く為、高音域がきちんと鳴っていないと、数年後には聴感上いわゆる「ヌケの悪い音」になってしまいます。
Kアーチェリーのチューニングは全体のバランスを考慮した上で、このようなデータを参考に仕上げられて行きます

 


 

ボディーバック&サイドのチューニング

【SS】ブリッジプレート
【SS】
【NS】ブリッジプレート
【NS】

Kアーチェリーギターは【KD1 NS15】という様に
モデル名とトップのナンバーの後に【NS】または【SS】といった表記が記載されます。
これはブリッジプレートの形状を意味します。

【NS】はノーマル形状のブリッジプレート仕様
【SS】は扇形のブリッジプレート仕様。
ノーマルのものより小さめで、スモールボディーのギターに多く見られるブリッジプレートの仕様です。
この様にブリッジプレートの形状を【N】と【S】で区別しています。

その後の【S】は『スキャロップ』の有無を指します。【S】が入るモデルはスキャロップドブレーシング仕様。入らなモデルはノンスキャロップド・ブレーシングとなります。
さらにその後に続く【14/15】等の数字は、Xブレーシングの高さを表しています。

 


 

【バックブレーシング】

スタンダードとBS/LBSに関して

BSブレーシング形状
BSブレーシング形状
スタンダードブレーシング形状
スタンダードブレーシング形状

モデル名の最後にあるBS、LBSという表記で【そのギターがどのような構造のものか】が分かります。
【スタンダードブレーシング】は、一般的なアコースティックギターに見られるトラディショナルな形状のブレーシングを指します。対して【BSブレーシング】は、沖野氏が40年前に偶然見つけたバックブレーシングのシェイプで、ネック側から数えて3番目と4番目のブレーシングの形状がスタンダードなものと異なります。

・さらに【LBS】は【BS】と同仕様ながら、ボディーバックボード(裏板材)を薄くしており、BS仕様に比べ少し音が軽めになっています。
LBSの「L」は「LIGHT・ライト」の略で、一般的な2.7mm程度のバック材厚を、BSでは0.1mm厚く、LBSでは逆に0.1mm薄くしています。

この形状により、初期の段階から低音に独特の音色とボリュームを持たせております。過度の経年変化に対しても強く、音色の変化を抑える様につくられています。
BS/LBSブレーシングはKアーチェリー独自のサウンドを生み出す秘密でもありますが、スタンダードブレーシングでもKアーチェリーらしさは勿論感じる事が出来ます。全てはトータルチューニングに向けた微調整であり、このブレーシングパターンも他のチューニング/材のセレクト等と複雑に交わる事でサウンドを練り上げて行きます。

 


 

【サドル周辺の最終セットアップ】

5全てのギターは、この様に非常に手間をかけ緻密にチューニングを施して出荷されます。
特にサドルに関してはかなりの時間をかけて細部を調整し、驚く程タイトにブリッジの溝に合わせて1本1本製作します。

その為、ブリッジにセットされたサドルは「キッチリ」と納まり、一旦セットしてしまうと、中々抜くことが出来ない程で、その「タイトなセッティング」が、弦の振動を余す事無くボディーに伝えます。

沖野氏曰く「実際に、この作業だけでもかなりの時間をかけます。これで音と鳴りが激変します」との事。
セットアップも一度ではなく、セット後の経過を見て微調整を行います。
この様に、より時間をかけて音の重要なポイントを磨き上げてゆきます。
また、サドル自体にはテーパー加工が施されており、ブリッジ溝から弦の接点に向かい少しだけ厚みを持たせてセットされております。

 


 

【ナット周辺最終セットアップ】

6オクターブピッチはもちろん、ナットのアクションも緻密にセッティングしてゆきます。
特にナットに関しては、6弦のアクションを他の弦と比べて少しだけ高くしてあります。 これには理由があり、ラウンド弦は摩擦で特に6弦のナット溝が削れ易いという問題を解消するため、初期段階で0.1mm程度余裕を持たせています。

また、ギター(モデル)によっては製作後の通常チューニングを施した後、さらにエイジングとよりシビアなボディーチューニングを施してから出荷されるギターもあります。

 


 

【保証と再チューニングに関して】

Kアーチェリーギターを購入後2年未満の楽器に関しては、一般的なセットアップを除くチューニングの変更(再チューニング)は受付できません。 (例:より低音を出して欲しい、等の音色面に関しての変更)これはKアーチェリーの規定内容により、弾き込んで変化するトーンを見越し、上記以外にも細部にわたりボディーチューニングを行っているためです。 この期間内に再度サドル等のアジャスト(削り等)を行ってしまうと、楽器全体のセットアップバランスが取れなくなってしまいます。

勿論、サドル下へのピックアップ取り付けや、弦ゲージの変更その他により生じるセットアップには有料となりますが柔軟に対応いたします。



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